良いアイデアが降ってくる時って
ボーッとしている時とかには
あまりないんですよね。
大抵は、動いている時にやってきます。
夢中に作業している時、
授業をしている時、
書いている時、
実際にその場所にいる時、などなど。
そこには何かしらの「体を動かしている」ってことがあるんです。
何も体を動かさないで、ただじっとしている時に
何かが降ってくることが無いということではありません。
でもやっぱり、何かをやっている時に降ってくるんです。
そしてそれを別の言い方をすれば
インスピレーションが降ってくるともいいますよね。
英語でinspirationとは、与えられたものを指し、
与えることをinspireといいます。
語源的に、inspire とは
「in(中に)」+「spirit(神様の息を吹き込む)」
のことだそうです。
spiritは、魂とか精神とかいいますが、語源的には神様が命の息を吹き込んだからそこにある。
要は生きている背景には、神様がいるのだ、と。
う〜ん、深い。
その神様の息が入ってくることが、アイデアの根源。
そして、そのアイデアは前述したように、
行動をしているときに降ってくるなぁとつくづく思うんですよね。
ヒルティの『幸福論』にこんな言葉があります。
「ある人たちは、特別なインスピレーションが湧くのを待っているが、
インスピレーションというものは、まさに仕事のときに、
仕事の最中にこそ、一番容易に訪れるものなのだ」
まさしく!ですよね。
また、有名なエジソンくんの言葉に
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力」というのがありますが、
原語では
Genius is 1% inspiration and 99% perspiration.
直訳すると「天才とは、1%の創造性(霊感)と99%の汗」
perspireとは
「per(〜を通して)」+「spire(息をする)」
皮膚を通して息をするという意味で、汗をかくことだそうです。
そして、その名詞であるperspirationは
「汗」=「努力」となる訳ですね。
いっぱい汗(perspiration)をかくから、
必要な創造性(inspiration)が与えられる!
なるほど〜確かに!!
私は天才ではありませんが
必死に努力し行動し続ける先に
アイデアが与えられていることは
前述のように経験的事実だなぁと。
ただ、このエジソンくんの言葉は、実際の彼の意図した意味ではなく
「私は1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄になると言ったのだ。」
とも言われていますが、その事は、いまは論じることはしないでおきます。
本来の意図じゃないかもしれないけど、
語源的に考えるとやっぱりおもしろいですよね。
また、expireという言葉があります。
ex「外に」+spire「息を出す」=expire
命の息であるspiritを外に出すということで
「死ぬ」という意味になります。
今、私がここに生きていることの背景には、
意図した存在により命を吹き込まれ(spirit)、
その役割をする中で必要なアイデアを与えられている(inspire)。
そして、その役割を全うした時に命が取り去られる(expire)のかな。
いつか「旅立つ」その時まで、
私にしかできない役割を自覚して行動し続ける者でありたいものです。
今日はピンクグレーの雲に出会えてキュンキュン♡